CLIP STUDIO PAINTでCTFの問題を解いてみる

この記事はImaizumi Lab Advent Calendarの3日目です。

はじめに

本日の記事は小ネタ記事です。

皆さんはCLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ)を使ってらっしゃいますか?

簡単に説明すると、イラストを描くのによく使われているペイントソフトです。

偶然にも本日、アップデートでPhotoshopのブラシをそのまま読み込んで使えるようになることがTwitterでトレンドになっていました。それくらいユーザ数が多いペイントソフトです。

本題です。画像としてステガノグラフィが埋め込まれているケースでは、2値化してみたりRGBのバランスをいじったりすることで文字が浮かび上がるケースがあります。

試しに一つ問題をクリスタで解いてみます。

now you don't(PicoCTF 2018)

画像ファイルが渡されたので、クリスタで開いてみます。

f:id:RussianBlue25:20201203174736p:plain
画像を開いたところ

真っ赤ですね。

試しにレイヤー>新規色調補正レイヤー>階調化 で何か出てこないか見てみます。

f:id:RussianBlue25:20201203175054p:plain
文字が表示されました!

こんな感じでフラグが表示されました。

ステガノグラフィ探しに有用と思われるフィルタ

クリスタには先ほど使用した階調化の他にも、いくつか色調を補正するフィルタがあります。

今回は、どのようなフィルタがステガノ問に使えそうか検討しピックアップしてみました。

2値化

黒と白の二段階に色調を変更します。人間の目でわかりづらい色の差でフラグが埋め込まれている場合に有効ではないかと思います。

階調化

色味は保ったまま、指定した数の階調に色調を変更します。このフィルタで解ける問題は2値化でも解けるのですが、階調化は段階が2-20しかないため、こちらの方が早く問題を解けるかもしれません。

レベル補正

RGBの各色のレベルを補正できます。例えば赤色成分を消したらフラグが現れるといったケースで有効と思われます。

良さげな例題が見つからなかったので例が見せられないのが残念です。

おわりに

今回はクリスタでステガノ問に使えそうなフィルタを紹介してみました。

クリスタはイラストや漫画を描くだけではなくCTFでも大活躍してくれそうですね。

とはいえ、うさみみハリケーンなど他のツールを使った方が絶対にいいと思います

上小ネタでした。おしまい。